平方昌宏先生作『東の大和と西のリリー』感想(ネタバレ注意)20160410少年ジャンプネクスト!!2016Vol.1掲載
「新米婦警キルコさん」や「ベストブルー」で
お馴染みの平方先生の読み切りです
自分は平方先生の連載作品をほんの少ししか読んだことのないにわかなんでこの二つに関して言えることはないです…ごめんなさい!
そんな感じで感想いきます
あらすじとしては
西洋の悪魔達と東洋の悪霊達が同盟を組んだ世界で
西洋の悪魔祓い(シスター)=リリーと
東洋の悪霊祓い(坊主)=大和(ヤマト)の犬猿の仲の二人がこの同盟に立ち向かう
がしかしリリーは悪魔大和は悪霊しか倒せないのであった…さてどうなる?
という感じ
(ちょっと自信ないです…それぐらい設定の説明が少ないです…)
結論から言うと
面白くないわけじゃないんですが…
納得いかない漫画でした
連載経験のある漫画家さんなので絵は整理されててうまいなーと思いながら読んでたんですがストーリーがあんまり練られてないような…と途中から感じました
というのも
敵として描かれているゴーストの実害についてほとんど描かれていないので冒頭の署名活動の場面を見るとゴーストの方が良い奴らで人間が酷い奴らなんだと思えてしまう
でもそこに駆けつけた主人公達に彼らは除霊(惨殺)されてしまっている
ギャグなんだろうけどこれのせいで人間が一方的にゴーストに危害を与えてるように見えて後半の主人公二人が協力(?)してゴーストを倒す場面がただ悪が正義を殺すという酷い状況を表した場面になってしまってる気がします
「それぞれちがっても
わかりあえることがかならずある」
ってついさっきまで言ってた子供が
ゴーストと人間が分かりあうことなくゴーストが死んでいく瞬間を見て「すごい!」と言っていて???ってなりました
結果として
人間が一方的にゴーストを殺していて煩悩にまみれていて互いを尊重できない奴らなんだなー
みたいな結論になってないか…?
平方先生がこんな結論にしてるつもりがないのは分かってるんですが…でもそういう文脈になってる気がします
何が良いことで何が悪いことなのかもう少しハッキリさせてほしいです
正直そもそもこのテーマはコメディ向きじゃないと思います
宗教とか絡めたうえにちょっと現実っぽい世界観だと問題になりやすいような…
宗教をあまり絡めず殺しとかのないコメディ向きのテーマの気楽に読めるのを待ってます
皆さんはどう思いますか?
間違ってたら教えてください
お願いします
というかシスター=エクソシストなのか…?
『除霊=霊や悪魔を殺す』であってるのか…?
誰か教えてください…