漫画家志望の痛い日記

漫画家を目指す方や漫画好きの方と意見交換できたらなーと思ってますコメント待ってます

(ネタバレ注意)脂小路蝉麿先生作『天下一ぶっ殺し学園』感想20160401少年ジャンプ+新学期読切フェス第1弾

大学の課題に時間を割かれて
漫画をろくに読めてない!
ブログもこの調子じゃいかん!

というわけで

5月2日発売のジャンプネクストに備えて
ブログの更新をしていこう!

と思い
今回はジャンプ+で公開中の
『新学期読切フェス』の各読み切りの
感想を書くことにしました

公開結構前なんで
今更って気もしなくはないですが…

他の雑誌の読み切りの感想も書きたいけど
やっぱり読み切り一本に雑誌一冊分の値段を
払うのは苦しいし…




まあそれはいいとして感想いきます
(段々冒頭部分が長くなってますね…
すいません)

第1弾の「天下一ぶっ殺し学園」です

タイトルとサムネイルの鎌のイラストは
かなり不穏な感じですが主人公達らしき
キャラクター達は普通の美少女タイプ

この時点でなかなかの狂気を感じます笑

そして紹介文には【閲覧注意】の文字が!笑
ジャンプ本誌には載せられない内容とのことです

で、その内容はザックリ言うと

人を殺すのが好きな少女薩垣内あやめ(サツガイトアヤメ)が
学園敷地内で生徒同士の殺し合いが認められている奇妙な学校
『天下一ぶっ殺し学園』に入学し
様々な恐ろしい生徒達と戦っていく

というタイプのギャグ漫画ですね
(脂小路先生はバトル漫画をまじめに描いたとおっしゃってますが)

注意書きどうりグロテスクなシーンが多くて
読む人を選ぶ漫画ですね



僕個人の感想としては
かなり面白かったです笑


登場人物みんな頭おかしい笑
そこが最高によかったです

まず主人公から頭おかしい笑

ノリが最近の深夜にやってる
日常系アニメの少女主人公とかのそれなんだけど
言動は基本的に人を殺したい欲求に一直線っていう笑

ちょっとドジしたり
自分の目指すところを目の当たりにして武者震いしたり
友人の迷いに対して純粋な目で答えを言ったり
自分が迷った時は過去を振り返って
初心に戻ってやりたいことにうち込んだり

なんていうか某アイドルアニメの主人公を思い出しました笑

でもこれらの行動向かう先は全部殺人っていうね


それでまあ
そんな主人公の脇には
常識人キャラを置くのがお決まりというか
なんというか定番ですよね

この漫画にも地獄釜あぶくっていう
その立ち位置のキャラクターがいるんだけど

なんやかんや彼女も頭おかしいっていう笑

まあこんな学校入るんだから当然ですが

主人公の意味不明な狂気のアドバイスに
納得したり
この世界に馴染んでるですよね

僕達からしたら二人ともおかしいんだけど
主人公はこの漫画のキャラの中でも特に
頭おかしいんですよね

だからあぶくは『まだ』常識人っていう
立ち位置であって常識人ではないんですよね

そこもまた面白くて


それで一番面白いなと思ったのがクライマックス

主人公が『何故人を殺したいのか』という
今まで語られなかった部分を敵キャラに問いかけられる場面です

僕たち読者が一番疑問に思ってる部分で
まともな問いかけなんだけど

この問いかけをするのが
『学園の中でも度を越してイカれた生徒』
っていう扱いをされてる生徒ってところがね

最高です笑

この敵キャラが色々考えて主人公との戦いの
末に成長みたいなのをするんだけど
この敵キャラにとって大事なシーンは主人公によって残酷に中断させられるんですよね


しかもその問いかけに対して主人公も
答えを出すんだけれど結局
『生まれた理由がそれだから』っていう
僕らにはピンと来ない答えなのもいい笑


この馬鹿にした感じがいいです


何というかこの漫画は
他の漫画で言ってるような表面的でしかない
努力とか正義とか友情とかに
「そういうのはもういいよ」って
パロディにして言ってるような気がします

ワンパンマンに見るあの中二的展開を
パロディにしてる感じがあるというか


最近は友情努力勝利みたいなのを
もの凄く表面的にだけやってる漫画が多いし
そこに疑問を感じてたんで僕はこの漫画を面白く読めた気がします







考えすぎですね笑


あと加えるなら
所々に見覚えあるキャラクターがいて
それがクスッと来ました笑
11ページのカイジっぽいキャラとか笑




とまあ感想は大体こんな感じです



めっちゃ長い笑
まあそれだけ面白かったってことです


でもやっぱり描写がグロテスク過ぎるのと
内容的にも続けられるタイプのストーリーじゃないので連載は厳しいでしょうね


次回作に僕は期待してます

(連載になったら応援はするけど笑)